GWに八丈島へ行ってきました♪初上陸です☆
まずは八丈富士登山!登山口から1280段の階段を上ると、火口が見えてきます。そこからぐるっと一周お鉢巡りができます。山あり谷あり、岩場やぬかるんだ場所ありの稜線を一歩ずつ大切に進む事で煩悩を忘れ身も心も清められるのだそう♪気易く立ち入ることが難しいお鉢の中には、八丈島の固有植物も生息しているそう。
今回も夫の晴男パワー全開です!この島では、「こんなにも晴れ渡り風のない日は年に10日ほど!」と島の方々が仰っていました☆
島で唯一山岳ガイドの資格を持つハレカヒの河田元さんにガイドをお願いして本当に良かったです。島の自然や植物、歴史にも精通されていらっしゃり、とても沢山の事を教えて頂いたお陰で島の滞在が何倍も楽しくなりました!
稜線からの景色があまりにも美しく、何度も立ち止まっては見とれてしまいました☆
強風だと近づけない場所まで行かれてご機嫌です♪ 高所恐怖症の夫がそれ以上はやめてー!行かないでー!!と大騒ぎしていたので、敢えなくここまでに。
八丈富士を下山した後は、三原山側にある裏見ヶ滝へ案内して下さいました。こちらの山は10万年前にできた山だそう。神秘的な森を進むと美しい滝が現れます。1万年前にできた八丈富士とは雰囲気も生態系も全く異なります。
滝の裏に周る事のできる歩道があります。
かつて島庁がおかれていた大里地区の玉石垣にも案内して下さいました。波で削られ丸くなった無数の石が浜に打ち上げられているのですが、その中から形が美しく同じくらいのサイズの物の選んで積み上げてあります。一つの石の周りには6個の石が規則正しく並べてあり、圧巻です。こちらは、「見た目は子供、頭脳は大人」でお馴染みの大人気のアニメの劇場版にも登場した一画です♪
一日ツアーの締めくくりは、南原千畳岩海岸。宇喜多秀家と正室・豪姫を大切に思う島民たちと岡山県が協力して建てたモニュメントが、海岸沿いに佇んでいました。かつて徳川家康は、豪姫が八丈島へ同行することを許さなかったため、二人がここで夕陽を共に眺めることは叶いませんでした。しかし今では、モニュメントとして並び立ち、仲良く海を見つめています。豪姫は金沢に戻った後、出家してキリシタンとなりましたが、加賀百万石の財力を活かし、生涯にわたって米や酒などを八丈島の秀家へ送り続けたといいます。一緒に流された専属の医師や優れた家臣たちに囲まれながら、秀家は83歳の長寿を全うしたそうです。
二人のモニュメントの足元には、非常に興味深い円形の案内板が設置されています。宇喜多秀家がかつて身を寄せていた島津家のある鹿児島まで885キロ、正室・豪姫の実家がある金沢まで447キロ、流罪を言い渡された駿府城(現在の静岡市)まで242キロ、そして徳川家康が拠点とした江戸城(現在の東京都)までは287キロ。それぞれの方角を示す矢印とともに、距離が明記されていました。この案内板は、歴史の登場人物たちの足跡と、それぞれの地が持つ意味を静かに物語っているようでした。海岸の静けさの中に、時を超えてなお感じられる彼らの存在が、ひときわ印象的でした。
ダイビングもしました!今回は酸素濃度の濃い「エンリッチド・エア(Enriched Air)」のライセンスを取得して初めてのダイビングです。インストラクターの方が、エンリッチド・エアを使用する際のダイブコンピューターの使用方法や、高酸素濃度のタンクを作成する際の工程などについて、非常に丁寧かつ分かりやすくご指導くださいました☆
八丈島では珍しい砂地の場所にも♪
服部屋敷では伝統の踊りを見たり、太鼓を聴くことができます。流人達から日本全国の踊りや文化が伝わってきたそうです。様々な文化や異なる風習を持つ人々を全て受け入れてきた島民達の心の広さに感心!流人達が島に到着した際には、差別されるどころか太鼓で大歓迎されたそう。
服部屋敷のカフェスペースでは生パッションフルーツジュースをオーダーできます。とっても美味しかったです♪
八丈島と言えばアシタバ!お蕎麦屋の千両さんでもりそばと共に頂きました♪
注文をする際、千両のオーナーさんが今だけしか食べられない2種類の天ぷらをお勧めして下さいました。フルーツレモンの新芽の天ぷらと、フルーツレモンのかき揚げです。見た目は地味ですが、「八丈島と言えばフルーツレモン!!」と記憶が書き換えられたほど衝撃的に美味しかったです☆
食後には、三原山にある「唐滝」までトレッキングをしました。途中には、ロープを頼りに進む岩場など、やや険しいポイントもありましたが、目的地に到着した瞬間、その疲れも忘れるほどの絶景が広がっていました。高さ36メートルから流れ落ちる滝の水しぶきは、風に乗って岩壁に降り注ぎ、そこに生える苔を潤しています。太陽の光を浴びてきらめく水の雫が苔の上を静かに伝い落ちる光景はまさに幻想的で心を打つ美しさでした。
地元の子供たちが滝つぼでイモリと遊んでおり、少しの間貸してもらう事ができました♪手に乗せるとひんやり冷たく、やわらかな感触が伝わってきます。両生類好きの私には心ときめくひとときでした☆
羽田から1時間弱で到着できるとても身近な楽園です♪ゆったりと時間の流れている八丈島は人々もとっても穏やか。素敵なご縁もたくさん頂き、身も心もすっかり癒されました☆またお邪魔させて頂きたいと思います♪