大学進学や専門学校進学を機に、高校卒業後に一人暮らしを始める学生さんにとっては、恐らくこれが人生で初めてのお部屋探しとなるでしょう。
当社が賃貸物件を多く取り扱う淵野辺駅周辺は、複数の大学のキャンパスがあるため、毎年2~3月頃は一人暮らしを始める学生さんのお部屋探しのご相談を多数いただきます。
ところで、いざお部屋探しを始めてみると、よく解らない専門用語がたくさん出てきて「これってどういうこと?」と迷うことも多いはず。
今回は、そんな専門用語の中から『礼金』についてご紹介したいと思います。
礼金と敷金はどう違うの?
よく賃貸物件情報を見ていると、『敷金1ヶ月・礼金1ヶ月』などの文字を目にすると思います。
どちらも賃貸物件の契約時に支払うお金ですが、この2種類の費用は以下の違いがあるのです。
敷金…家賃を滞納した時の担保や、退去時の原状回復費として充てるため、賃貸物件のオーナーさんに預けるお金。
原状回復費の総額が敷金の金額より安く済んだ場合、残ったお金は返金される。
礼金…オーナーさんへ「これからお世話になります。宜しくお願いします。」という意味を込めて支払うお金。退去時の返金は行われない。
例えば、家賃4万5,000円・敷金と礼金が1ヶ月ずつという条件の淵野辺駅の賃貸アパートがあったとすると、この2つの費用を合わせて最低9万円が必要ということになります。
平均金額は地域によって違う!?
ところで、この礼金ですが、実は地域によって色々条件が異なることをご存知でしょうか。
例えば、淵野辺駅を含む相模原市や首都圏の場合、礼金は家賃の1~2ヶ月分で設定されていることが一般的です。
一方、関西地方には礼金という制度はなく、代わりに敷金を4~5ヶ月ほどで設定し、退去時はそこからいくらかを差し引く『敷引き』という風習がありました。
ただし、ここ数年はその制度を導入するオーナーさんも減り、首都圏同様の初期費用制度を取り入れるケースが増えているそう。
その他の地域でも、平均金額に差があるので、来年から淵野辺で一人暮らしを予定している学生さんは、地元と淵野辺(相模原市)の初期費用の差額を調べてみてはいかがでしょうか。
礼金0の物件もある!
学生さんの場合、少しでも安くお引っ越しができたら良いなと思う方も多いでしょう。
そんな学生さんにおすすめの賃貸物件が、礼金0の物件です。
この条件にあてはまるお部屋は、礼金なしで契約することができるので、少しでもリーズナブルに予算を抑えたい方におすすめですよ。
まとめ
今では不要の賃貸物件も増えましたが、元々はお世話になるオーナーさんへのお礼の意味が込められていた礼金。
半年後、一人暮らしを始めるために淵野辺エリアのお部屋探しをする際は、ぜひ今回のお話を思い出していただければ幸いです。