就職、進学…いよいよスタートする念願の一人暮らし。
そんな時迷いがちなのが、キッチンはガスにするか?IHにするか?です。
実家では、どちらか一方しか使ったことがないという方も多いかもしれません。
今回は賃貸での一人暮らしの場合のガスとIH、双方のメリットとデメリットについてご説明します。
そもそもガスとIHは何が違うのか?
ガスの場合、東京や大阪など都市部では都市ガスから、地方では大抵の場合プロパンガスでひくことになります。
多くの場合、それには工事が必要になります。
一方IHの場合、機器が一般的な家庭用電源に対応しているものであれば、コンセントに刺すだけで使えるようになります。
ただし、火力の強いものでは家庭用電源ではなく、工場などで使われている200Vの電源を使う機器もあります。
その場合は、そうした電源を使えるようにする工事が必要になります。
持ち家ならともかく、賃貸では大家さんの許可がなければ導入できません。
ガスを使う場合のメリット・デメリット
IHに比べ、ガスは火力が強いことが大きなメリットです。
レストランなどプロの調理現場ではまずガスが使われていますし、一般家庭でもお料理にこだわる方の場合、キッチンでIHクッキングヒーターを使うと「火力が物足りない」と思われることが多いでしょう。
デメリットとしては、一概にはいえないものの、IHに比べるとコスト面ではやや不利になることが多いです。
使った料金が電気代に含まれることになるIHと違い、ガスのみで料金がかかります。
そのため使用料がどれだけ少なくても、基本料金の分はかかってしまいます。
一人暮らしで、特にそれほど料理はしないような方にとっては、少しもったいなく感じるかもしれません。
またガスの場合、災害時には電気より復旧が遅れがちです。
先日の大阪北部地震でも、全面的に復旧するのには約1週間かかっています。
IHを使う場合のメリット・デメリット
IHの場合、火力はガスに比べれば多少劣ります。
特に工事を必要としない、家庭用の電源(100V)を使うものなら尚更です。
しかしその分、料金は電気代に含まれることになりますので、賃貸での一人暮らしのようにそれほど火を多く使わない場合は料金面ではガスに比べて有利になることが多いです。
家庭用電源を使うタイプの場合、工事をする必要がなく手軽に導入しやすいのもメリットと言えます。
また、安全面でも有利と見なされ、高齢者向け住宅のキッチンではIHの方が一般的です。
デメリットとしては火力が劣るため、中華料理など、強い火力が必要な料理は作りにくくなります。
逆にいいますと、それほど料理をしなかったり、こだわらない場合にはIHの方が有利な場合が多いでしょう。
まとめ
ガスもIHも、どちらもメリット・デメリットがあります。
お料理にこだわる方は、キッチンはガスを選んだ方が後悔しないでしょう。
しかし一人暮らしのキッチンでは、それ以外の場合ではIHのクッキングヒーター、特に家庭用の100V電源で使えるものが基本的にはおすすめです。
コンセントに挿すだけなので非常に手軽に導入できますし、料金的にも有利になることが多いでしょう。
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