賃貸物件の契約の初期費用には、色々なものが含まれています。
主なものとしては、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃などがあり、初めて一人暮らしをする方は「こんなにかかるの!?」と驚かれる方もいらっしゃいます。
また、初期費用の中には一見するとどのような意味を持つ費用なのか判りにくいものもあり、「これはどういう意味で支払うお金なのだろう?」と疑問に思われる方も少なくありません。
そこで今回は、一人暮らしをする前に知っておきたい初期費用の中から、礼金についてご紹介します。
初めての一人暮らし 礼金とは何だろう?
礼金とは、賃貸アパートやマンションを契約する際、大家さんに「これからお世話になります」という意味を込めて支払うお金のことです。
昔、住宅が不足していた頃に家を貸してくれた大家さんへのお礼としてお金を渡したことが、礼金の始まりと言われています。
なお、大家さんに納める初期費用としては敷金もありますが、こちらは家賃を滞納した場合や退去時の原状回復費に充てるためのお金で、引っ越す時には必要経費を差し引いた金額が戻ってきます。
一方、礼金は部屋を貸してくれた大家さんへのお礼なので、敷金と違って返金されることはありません。
初めての一人暮らし 礼金の相場とは
国土交通省が、毎年データを取りまとめて発表している住宅市場動向調査報告書によると、2016年度で最も多かった礼金の相場は家賃1ヶ月分(72.1%)でした。
以前は家賃2ヶ月分というケースもありましたが、今はほとんどが1ヶ月分として設定しているところが多いようです。
その一方で、近年は礼金なしとする賃貸アパートやマンションも少しずつ増えていて、初期費用を少しでも抑えたい方にはそうした物件がおすすめです。
相模原市にも、礼金なしの賃貸アパートやマンションがいくつかあるので、ぜひご覧ください。
初めての一人暮らし 初期費用の支払い方法とは
最後に、賃貸物件を契約する場合の、礼金を含めた初期費用の支払い方法をご紹介します。
初期費用の支払い方法は『契約当日に現金を持参』『契約前に指定の金融機関へ振り込み』のいずれかが一般的です。
現金持参の場合は、何十万円もの大金を持ち歩くことになるため、くれぐれも紛失しないように注意しましょう。
なお、近年はクレジットカードでの分割払いを受け付けているケースもありますが、この場合は分割金利手数料も上乗せされるため、現金払いや振り込み払いより初期費用の総額が高くなる点にご注意ください。
どの支払い方法になるのかは、大家さんまたは仲介している不動産会社から説明がありますので、しっかり確認しましょう。
まとめ
礼金は、昔から続く賃貸契約の慣習が引き継がれているものですが、時代の流れによってはそれを不要とする条件の物件も増えてきました。
相模原市の賃貸アパートやマンションをご紹介している落合不動産では、礼金なしの物件情報も取り扱っております。
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